認知症の徘徊を防止する7つの対策

その他、認知症による不可解な行動

 

【その他の不可解な行動と対応】

 

ここでは、認知症による「その他」の不可解な行動と対応をお教えします。

 

 

 

【夜になるとウロウロと歩きまわる】

 

 

昼間は居間や自室、寝室でうたた寝して、夜になると家の中や外をウロウロします。外に出たのはいいけれど、そのまま迷子になってしまうことも。

 

>>原因

 

認知症の人は、あまり外にでない生活になりがち。すると昼間に寝て、夜に眠れない人がけっこういます。

 

時間と場所の感覚がわからなくなる見当識障害の場合、昼と夜の区別もつかなくなります。健常人の昼間に活動して夜は眠るというリズムが保てなくなります。

 

ほかにも「自由に動き回りたい」「やりたいことが何ひとつ自由にできない」といった不安やストレスも原因になります。

 

>>気をつけたい対応

 

・うるさい!何時だと思ってるんですか!(怒る)
・迷惑です!(叱る)
・部屋に鍵をかけますよ(脅す)

 

本人にとっては夜中と昼間の区別がついていないため、なぜ怒られたり叱られたりするのかわかりません。怒ったり叱ったりすると、怒られた・叱られたという負の感情だけが本人には残ります。

 

>>望ましい対応

 

・本人のストレスや不安を理解する
・昼間、いっしょに散歩にでかける
・好きなことをさせてストレスを発散させる
・太陽の光を浴びることで、体内時計が調整される
・昼間に運動させて、夜ぐっすり眠らせてあげる
・昼間、かんたんな作業を手伝ってもらい気分転換をさせる
・よく話しかける。話を聞く
・できるだけ深夜まで起こしておく
・ストレスによる体調不良や便秘に注意する
・入浴は寝るまえにする

 

 

 

【すぐに泣いてしまう】

 

 

介護をしていると、泣きだしてしまった。理由をたずねると「なんでも人にやってもらってばかりで情けない」とのこと。うつ状態の可能性があるため、早めに専門医に診てもらいましょう。

 

認知症の初期の段階に、うつの症状はよくみられます。大切な人やペットが亡くなったり、いやなことが続くなどの精神的ダメージがあると発症しやすくなります。

 

>>うつ症状で気をつけたい対応

 

・元気だして!と励ます
・がんばって!と声をかける
・無理やり外出させる

 

うつ状態の人は、何事も悪い方にとらえがち。あなたは励ましたつもりでも、「もっと頑張らないといけないの」「そんなにわたしはダメなのか」と悲観的に受け止めます。

 

>>うつ症状で望ましい対応

 

・むやみに励まさない
・いつもどおりに接する
・できていることをほめる
・楽しいことを話す
・ふつうの生活に戻す
・医師から薬を処方してもらう
・時間をかけ、少しずつ回復をめざす

 

 

 

【一人で危険なことをする】

 

 

認知症の人は「まだまだ自分でできる」「家族に頼むと申しわけない」「娘に頼むと嫌な化をされるから」と、危ないことも自分一人でやろうとします。

 

また叱ったり、怒ったりすれば、不快感が残るため隠れてやるようになります。タバコを禁止すると隠れて吸い、火のついたタバコをゴミ箱に捨てるのと同じくらいに危険です。

 

>>気をつけたい対応

 

・だからダメだって言ってるでしょ!(叱る)
・もう、この前転んだでしょ!忘れたの?(怒る)
・なんでも安易に禁止する
・イライラしない(負の感情を伝える)

 

>>望ましい対応

 

・優しい気持ちで見守る
・さりげなく手を貸す
・本人から「トイレに行きたい」など気軽に言ってもらえる関係をつくる
・たとえ何度も同じことを言っていたとしても、優しく伝える

 

 

 

【ちょっとしたことにこだわる】

 

 

認知症の特徴のひとつに「自分の居場所にこだわる」があります。

 

いつも座っているお気に入りの席に他人が座っていると怒るなど、社会的に我慢しなければならないことが我慢できなくなります。

 

ほかにも同じ時間に同じことをする人もいます。これを常同行動と呼びます。

 

>>気をつけたい対応

 

・そんなこと、どうだっていいじゃないですか
・叱る
・怒る

 

>>望ましい対応

 

・問題や危険のない行動であれば、そのままにする
・規則正しさをほめる
・家庭であれば、席を譲る
・席を他人に譲ると喜ばれることを理解してもらう
・席を譲られたら「ありがとう」と感謝の声をかける
・デイサービス、ショートステイなどの介護施設の職員に伝えておく

 

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>>>認知症の種類(アルツハイマー病)