居宅介護サービスとホームヘルパーの上手な活用法

訪問系の居宅介護サービスとホームヘルパーの活用法

 

【おもな居宅介護サービス】

 

2011年の東京都「認知症高齢者自立度分布調査」によれば、67%が在宅(居宅)での介護をおこなっています。

 

訪問系サービスには

 

・訪問介護(ホームヘルプ)
・訪問入浴介護
・訪問看護
・訪問リハビリテーション
・居宅療養管理指導

 

があります。

 

介護はとても大変。介護する家族が心身ともに疲れきってしまうまえに、遠慮なくプロの力を借りましょう。プロの介護が見られる、一人で介護している閉塞感から解放されます。

 

介護者のリフレッシュだけでなく、要介護者本人にとっても脳が活性化されるなど、訪問系サービスは、どちらにとってもメリットがあります。

 

 

 

【訪問介護(ホームヘルプ)】

 

 

ホームヘルパーや介護福祉士といった介護のプロが自宅に来て、要介護者の入浴・食事・療養や身の回りの世話をしてくれます。

 

世話(サービス)には、食事、入浴、トイレでの介助といった身体介護。調理、清掃、洗濯などを要介護者とできるだけ一緒におこなう生活援助があります。

 

介護者は、かならず最初にヘルパーに「本人ができること」「本人ができないこと」をしっかり伝えます。家族だけが知っている本人の癖もあるため、最初はヘルパーといっしょに介護をして引き継ぎをします。

 

また、できることはできるかぎり本人にさせる、本人の意思を尊重することを忘れずに。

 

 

 

【ホームヘルパーに頼めないこと】

 

 

ホームヘルパーに頼めないことがあります。胃ろう・カテーテルの洗浄、たんの吸引など、医療行為は禁止。当然、お手伝いさん扱いもできません。

 

また介護保険で対応できない範囲は私費になります。

 

>>ホームヘルパーができないこと

 

・たんの吸引(研修を受けていない者)
・カテーテル、胃ろうのチューブ洗浄(研修を受けていない者)
・家の鍵をあずかる
・利用者の現金や預金通帳をあずかる
・利用者が自宅にいないときにサービスを提供する
・利用者とヘルパーで勝手に訪問日時を決める
・業務に関係ないのに利用者宅を訪問する
・サービス残業
・事故やトラブルを会社に報告しない
・要介護者以外の食事や洗濯をさせる(同居する家族へのサービス)
・自動車を運転して、病院まで連れて行く
・病院で医師の説明を聞く、医師に説明させる
・マッサージ
・玄関の掃除
・ペットの世話
・日常生活の金銭管理

・ヘルパーの個人的な連絡先を利用者に教える
・利用者(本人)以外の行為
・草むしり、植木の水やり
・家具の移動、大掃除、窓ふき

 

 

 

【訪問入浴介護】

 

 

家庭に浴槽を積んだ入浴車が来て、入浴の介助をしてくれます。通常、看護職員1名と介護職員2名が来ます。

 

 

 

【訪問看護】

 

 

主治医の指示で、看護師などが過程を訪問・看護します。本人の健康状態をチェックし、病気の悪化の予防に努めます。衛生面のケアも行います。

 

 

 

【訪問リハビリテーション】

 

 

自宅で自立した日常生活が送れるように、理学療法士などの専門職が家庭を訪問。主治医と連携しながら機能の回復訓練をおこないます。

 

ほかにも夜間対応型訪問介護など、夜間巡回のほかに呼び出しにも対応します。定期巡回・随時対応型訪問介護看護といった、看護サービスが加わったサービスもあります。

 

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