糖尿病患者が認知症になる確率は健康な人の2倍以上

糖尿病患者が認知症になる確率は健康な人の2倍以上

 

国民病とも言われる糖尿病。現在、日本では糖尿病の患者数は予備軍も入れると2050万人ともいわれています。

 

糖尿病の原因は、過食と運動不足です。

 

糖尿病の人がアルツハイマー型認知症や脳血管性の認知症になる確率は健康な人の2倍から4倍にものぼるといわれています。

 

糖尿病になれば認知症が進み、認知症になれば患者本人が糖尿病をコントロールすることが難しくなります。認知症だけでなく、糖尿病治療のための介護が必要になることも。

 

認知症は単なる物忘れではありません。記憶力や判断力、会話能力などの認知機能が低下し、社会生活に支障をきたした状態です。

 

 

認知症になると服薬管理や食事管理、インスリン注射を打つことを忘れさせ、治療に対する意欲を奪います。

 

糖尿病患者が何の原因もなく高血糖になった場合、認知症を疑う必要があります。

 

 

 

【糖尿病の前兆】

 

 

糖尿病の初期の段階では自覚症状がほとんどありません。そのため自覚症状が出てきたときは、すでに糖尿病が進行していることも少なくありません。

 

以下のような症状が出てきたら注意が必要です。

 

・喉が渇く
・食べているのにやせる
・おしっこの回数と量が増える
・おしっこから甘い匂いがする
・おしっこが泡立つ
・疲れやすい

 

>>喉がやけに渇く

 

おしっこの回数と量が増え、体の水分が排出されるため喉が渇きます。血糖値が高くなると尿と一緒に糖(ブドウ糖)も排出されるので尿が甘い匂いがしたり、糖分で泡立ちます。代表的な糖尿病の症状です。

 

>>食べているのにやせる

 

初期は肥満が多い糖尿病。進行する糖質を上手にエネルギー源にできず、自分の筋肉や脂肪を分解して使うため、食べているのに痩せていきます。

 

>>疲れやすい

 

体のエネルギーでもあるブドウ糖が効率よく使えなくなるため、体が思ったように動かず、だるく、疲れがとれなくなります。

 

また家族や親戚に糖尿病の人がいたり、肥満、食べ過ぎる、運動不足、ストレスがある、40歳以上、妊娠中の人も糖尿病になりやすい環境にあります。

 

 

 

【糖尿病の予防方法は認知症と同じ】

 

 

認知症の予防方法は、運動と食事です。これは血液にふくまれる糖分の量を抑える糖尿病の予防法と同じ。また健康な生活のために、禁煙と節酒も心がけましょう。

 

アルツハイマー病は本人や家族が異変に気づく15年ほど前からすでに発病しています。糖尿病になっても、何年も、何十年も自覚症状がないことが少なくありません。健康診断などで異常な数値が出るころには、かなり症状が進行していたりします。

 

糖尿病は、血液中に増えた糖分によって血液がドロドロになり、血管が傷んだり詰まります。

 

糖尿病の合併症になれば、失明や足を切断したり、人工透析をすることになります。高血圧や脂質異常症などのために動脈硬化がおきて、脳血管障害になりやすく。とくに脳内にラクナ脳梗塞という小さい脳梗塞を多発しやすいことが確認されています。

 

ラクナ脳梗塞の多発が認知症をおこす場合があります。糖尿病による脳血管障害が、アルツハイマー病の危険因子でもあるのです。

 

 

 

【糖尿病を食事で改善する】

 

 

糖尿病にならない、改善するにはまず食事です。気をつけるポイントは3つ。

 

・食事の量
・バランス
・食べ方

 

>>食事の量

 

食べ過ぎは肥満のもと。標準体重をもとに1日のカロリー量を計算して食事しましょう。

 

>>バランス

 

糖分の多い炭水化物(ご飯やパン、麺類)ばかり食べず、肉や魚、野菜をバランスよく食べます。理想はご飯、主菜、副菜(2品)、汁物の4品。カロリーの低く栄養価の高い納豆や豆腐、ビタミン・ミネラルが豊富で食物繊維の多い野菜や海藻類を積極的に食べることで、食事全体のエネルギーも抑えられます。

 

>>食べ方

 

血糖値を抑えるために、毎日できるだけ同じ時間に食事をします。よく噛む。血糖値の上昇をゆるやかにするために、まず汁物や野菜から食べ、ごはんは最後。もし、おなか一杯になったらご飯は残してもかまいません。

 

 

 

【血糖値を下げて合併症を防ぐ食材】

 

 

糖尿病だけでなく、緑茶やココナッツオイル、青魚、ポリフェノールが含まれた赤ワインなどは認知症の予防にもおススメな食材です。

 

・ごはんを白米でなく、玄米にする
・麺類を食べるならソバ
・精製した小麦粉を使った白いパンでなく、全粒粉やライ麦をつかった黒いパン
・牛肉、豚肉よりも羊肉
・糖質の高いじゃがいも・さつまいもでなく、里芋
・EPA、DHAが豊富な青魚(いわし、さんま、あじ)
・インスリンの作用を強め、動脈硬化をふせぐ鮭
・高たんぱくで低カロリーなタコ、イカ
・ミネラルがインスリンの働きを助け血糖値を抑えるあさり
・ヌルヌル成分のフコイダンが含まれる海藻
・にがうり
・ポリフェノールが血液をサラサラにする玉ねぎ
・食物繊維たっぷりのごぼう、栄養たっぷりのモヤシ
・抗酸化成分が豊富なブロッコリー
・果物はりんご、なし、夏みかん、はっさく、ブルーベリー、キウイ
・バナナ、メロン、マンゴー、パイナップルなど熱帯産果物は血糖値を上げるので要注意

・不飽和脂肪酸の油(ごま油、えごま油、オリーブオイル、コーン油、ココナッツオイル)
・酢
・味噌
・シナモン
・赤ワイン(1杯)、麦芽100%のビール(500ml)。ただし週2日の休肝日を作る
・緑茶

 

 

 

【糖尿病を改善する運動とは】

 

 

糖尿病を改善する運動には4つのルールがあります。

 

・ウォーキングなど全身の筋肉を使った運動をする
・体に酸素を取り込みながら軽く汗ばむ程度の有酸素運動をする
・運動時間は30分以上
・休むときは中2日以上あけない。定期的に続ける

 

おすすめは通勤時、または定年退職しているなら夫婦で朝のウォーキングです。おしゃべりしながら、毎分110歩以上の速度で歩く有酸素運動をしましょう。普段からエレベーターやエスカレーターを使わず、階段をのぼるようにしても効果があります。

 

膝が痛いひとは水中ウォーキングでもいいでしょう。

 

仕事で忙しいひとは自宅で運動できるエアロバイクステッパールームランナーを購入しましょう。これらの健康器具を活用すれば、夏の暑い日や冬の寒い日、雨の日も自宅で無理なく運動が続けられます。

 

1日の食事の中で夕食がもっともカロリーが高い傾向にあります。お風呂に入るとインスリンが出やすくなるので、夕食の前にお風呂に入るといいでしょう。さらに夕食後、血糖値が徐々に上がり始める1時間から2時間の間に運動をします。

 

食後に運動をすればカロリーも消費できるうえ、血糖値も下げられますよ。運動でかいた汗はシャワーか残り湯で流します。

 

内臓に脂肪がついていると、血糖値を下げるインスリンが十分に働きません。運動を続けることでインスリンの働きがよくなります。

 

 

 

>>チョコレートは認知症を予防する効果が期待できる