チョコレートは認知症を予防する効果が期待できる
チョコレートを摂取することによって心臓病が37%、糖尿病が30%、脳卒中が29減少することが世界中の研究によって明らかになっています。
(健康 2016年12月号より引用)
カカオ豆から抽出したココアパウダーに、アルツハイマー病の予防効果があることが、マウスを用いた実験で証明されました。
(白澤卓二 著 ボケないのはどっち?より引用)
糖尿病が進行すると、脳の中で酸化や糖化(糖とタンパク質の結合)が進み、脳細胞が破壊されて、認知症になりやすいと考えられています。カカオポリフェノールには、抗酸化作用だけでなく、糖化を防ぐ働きも期待できるので、糖尿病で起こる認知症の予防に役立つといわれています。
(健康 2017年4月号より引用)
チョコレートに含まれるフラバノールは脳の神経細胞を活性化し、認知機能の低下を遅らせます。イタリアのラクイラ大学の研究チームは、軽度認知症の90人の高齢者を対象に、ココア・フラバノールの効果を検証しました。
(安田和人・佐野正行 著、最新版 認知症 治った!助かった!この方法より引用)
チョコレートには強い抗酸化力をもつポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールは脳の細胞が酸化するのを防ぎ、脳を萎縮から守ってくれるのです。
【チョコレートは脳の働きを高める】
愛知県蒲郡市では、チョコレートの摂取による健康効果について大規模な調査が行われました。
結果は4週間チョコレートをとり続けると、神経細胞の発生、成長、維持、再生を促進させるBDNF(脳由来神経栄養因子)が増加しました。BDNFが増えるということは、脳の働きがよくなり、認知症を遠ざけることにもつながります。
【脳を活性化させるチョコレートの香り】
チョコレートの香りには注意力や集中力、やる気を高める効果があります。
注意、集中、期待などが高まったときに反応するCNVという脳波があり、チョコレートの香りをかいだあとは30分後までCNVまで反応が大きくなりました。
【高カカオチョコレートの効果】
高カカオチョコレートとは、原料であるカカオの含有量が高いものです。
カカオの含有量はチョコレートのパッケージや原材料に記載されています。選ぶポイントは、カカオの含有量が70%以上。
スーパーやコンビニで、1枚100円で売られているチョコレートの原材料の多くが砂糖です。水飴で量を増やしたハチミツに効果が期待できないように、余分なもので水増しされたチョコレートは肥満や虫歯の原因になるため注意が必要です。
高カカオチョコレートを購入するときは、原材料名にカカオが最初にきているものを選ぶようにしてください。
【高カカオチョコレートの効果的な食べ方】
チョコレートは朝・昼・晩の食前に食べます。1回5グラム程度で、1日25グラムまでにします。たくさん食べれば効果が出るものではありません。適量を守ってください。
食事の直前に食べることで糖質の吸収をおだやかにし、急激な血糖値の上昇を抑えてくれます。高カカオチョコレートには、カカオポリフェノールが多く含まれており、血糖値を下げる効果が認められています。
またカカオに多く含まれるリグニンという不溶性の食物繊維は、食事の前にとれば小腸が糖質を吸収する速度が緩やかになり、血糖値の急上昇を抑えてくれます。
ご飯のおかわりがしたい、おやつが食べたい、仕事に集中したい時も5グラムなら食べてもいいでしょう。チョコレートの苦みと香りは満腹中枢を刺激し、食欲を抑え、集中力やヤル気もでます。
なお食事制限をされている方は管理栄養士さんや医師に相談しましょう。
【高カカオチョコレートの意外な効果】
血糖値を下げる以外にも高カカオチョコレートには意外な効果があります。
・歯周病
・口臭予防
・ピロリ菌
・高血圧
・インフルエンザ
・動脈硬化
・ガン
・肥満
・花粉症(アレルギー)
・ストレス
・更年期障害
などです。
【チョコレートの誤解】
・食べると太る
・虫歯になる
・ニキビができる
チョコレートには多くの誤解があります。
そもそもチョコレートの原料であるカカオ豆は甘くありません。むしろ苦い味がします。苦いだけではお菓子にならないため、市販のチョコレートは砂糖や粉乳を加えて甘くしてあるのです。
それどころか、チョコレートの原料であるカカオは虫歯の発生を抑制したり、美肌を保ったり、ダイエットにも役立ちます。カカオの学名はテオブロマといい、「神様の食べ物」という意味があるくらい。
チョコレートには栄養も十分に含まれています。人の身体を作るのに欠かせない三大栄養のタンパク質、脂肪、炭水化物をはじめ、食物繊維やナトリウムも含まれています。とくに多く含まれているのはカカオポリフェノールです。ポリフェノールはお茶やワインにも含まれていて、老化やストレスと戦ってくれることが実験で明らかになっています。
【嗜好品外来の主役はチョコレート】
2015年10月、埼玉県戸田市の戸田中央総合病院に「嗜好品外来」が開設されました。嗜好品が以来とは「おいしいものを食べて、生活習慣病を予防しよう」という外来です。
そして、この嗜好品外来で患者にすすめられることが多いのがチョコレートです。
その理由はチョコレートの研究で、健康にマイナスになるという報告はまったく見当たらないため。それどころか血圧が下がる、糖尿病を改善する、善玉コレステロールを増やす、便秘を改善する、認知症を予防するなど、科学的に信頼できる研究報告がたくさんあるのです。
チョコレートには以下のような効果があると考えられています。
・脳卒中予防
・白内障予防
・虫歯予防
・歯周病予防
・動脈硬化予防
・血圧降下
・LDLを減らしHDLを増やす
・糖尿病を改善
・脳を活性化
・認知症予防
・美肌効果
・心臓病予防
・ピロリ菌退治
・便秘改善
・腸内細菌の善玉菌を増やす
・傷の治癒促進
(出典 主婦の友インフォス発行 椎名一紀・著 チョコで血圧が下がった)
【ポリフェノールとは】
ポリフェノールとは、植物が光合成をおこなうさいに生み出される物質。特徴はすぐれた抗酸化作用をもっていること。活性酸素から体を守り、細胞の老化を防ぐため、認知症の予防にも役立つと考えられています。
さらにポリフェノールには、アルツハイマー病の原因といわれるアミロイドベータが作られることを阻害したり、分解する働きをもつものがあるという実験結果もあります。
ポリフェノールの種類として、アントシアニン、イソフラボン、カテキン、クロロゲン酸、クルクミン、カカオマスポリフェノール、ルチン、ヘスペリジン、ケルセチンなどがあります。
もちろんチョコレートやコーヒーにもポリフェノールは含まれています。
【チョコレートのポリフェノール含有量は赤ワインの約5倍】
ポリフェノールというと赤ワインが有名です。けれど植物性食品に含まれるポリフェノール量は圧倒的にチョコレートのほうが多いのです。
植物性食品100グラム中に含まれるポリフェノールの量は以下になります。
チョコレート 840
紅茶 100
コーヒー 89.5
赤ワイン 180
オレンジジュース 75
りんご 220
玉ねぎ 90
レタス 23
トマト 37
じゃがいも 28
(出典 Scalbert A.Williamson G.J.Nutr.,2000)
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