GPS発信器を徘徊の行方不明者の発見に活用する
【GPS発信器、GPS装置とは】
徘徊(はいかい)を100%防ぐことはできません。鍵をかけて閉じ込めたりすると、よけいに認知症は進行するので注意が必要です。
そこでGPS(じーぴーえす)発信器の出番。GPSとは、グローバル・ポジショニング・システムの略。
自動車のカーナビゲーションにも使われています。ようは、地球上にいる人の現在位置を、人工衛星からの電波で測り、知る装置です。
手のひらに乗る小型のGPS端末を持っていれば、かなり正確に現在その人がどこにいるかわかります。
GPS端末さえ本人が持っていれば、すぐに位置を知ることができるため徘徊対策としては非常に有効です。これを持っていて行方不明となり、見つからずに死亡した人は、ほとんどいないくらい強力な製品です。
ALSOKは、より安価、より小型のGPS発信器を開発中。靴だけでなく、杖やお財布の中に気兼ねなく使える時代がもうすぐやってくるでしょう。
【GPS発信器の種類】
ココセコム、
まもるっく、どこでもGPSのように手のひらに乗る小型サイズの製品が代表格。
けれど、ペンダントタイプは本人が外してしまうと役に立ちません。そこで、認知症の人は靴だけは履いてでかけるという特徴を活かし、靴の中にGPS端末を入れたGPSどこでもシューズがお勧めです。
GPSどこでもシューズの特徴は
・どんな人でも、出かけるときはほとんど靴を履いてでかける
・長時間、靴の利用がない場合はメールでお知らせが届く
・自宅から50メートル離れたらメールで通知してくれる
・充電は週一回で大丈夫
・電池切れしても、それまでの履歴データはサーバーに残っている
【どうしたら持ち歩いてもらえるGPS発信器】
GPS発信器の弱点は、本人が持ち歩かなければ居場所がわからないことです。本人が持ち歩きたがらず、置いていってしまうことも少なくありません。
そこで、持ち歩いてもらえるよう工夫をしましょう。
・GPS端末をよく着る衣服に縫いつける
・ベルトにつけておく
・よく持ち歩く杖につける
・よく持ち歩くカバンにしのばせる
・首にかける紐をつけた、お守り袋を自作し「これ、お守りだから!」と首にかける
などすると良いでしょう。
ココセコムなら、大き目の財布の小銭入れ部分に入ります。
【セコムのココセコムの特徴】
母親の帰りが遅い。いつのまにか出て行って帰ってこない。そんな時に役立つのがココセコムです。
小型のGPS端末を本人がもっていれば、すぐに居場所がわかります。居場所は、パソコン以外にもスマートフォンで見ることができます。
また仕事中で迎えにいけない、離れた場所ですぐに行けないときには、セコムの緊急対処員が依頼すれば駆けつけます。
ココセコムの特徴は
・ボタンがひとつで操作が簡単
・GPS精度が高い
・依頼すればガードマンが急行する
・防犯に特化している
・本体が軽く小さいので、本人に気づかれにくい
・迷惑メールの心配が不要
・月900円(税別)で利用可能
です。
料金プランは、インターネットから無料で位置検索できる回数によって異なります。
・10回プラン 900円(月/税別)
・30回プラン 1.900円(月/税別)
・60回プラン 2.900円(月/税別)
となります。
月額利用料については、利用回数が少なければココセコムのほうが少しお得です。
【ALSOK まもるっくの特徴】
綜合警備保障(ALSOK)が提供するGPS装置、まもるっく。持っている本人がどこにいるのか、すぐにわかります。
まもるっくの優れた点は、家族が何度でもパソコンやスマートフォンから本人の位置情報が調べられること。追加料金はありません。
あらかじめ設定したエリアに端末が出入りした情報も調べられるため「お父さん、スーパーに買い物に行ったのね」「今日は公園に散歩か」と、離れた場所にいても見守ることができます。
家をエリアに設定しておけば、本人が家を出れば「エリア出入通知」で教えてくれます。
またココセコムとちがい、着信を受けることが可能です。家族など登録した電話番号7件から電話を受けられますし、ALSOKの担当が安否確認もしてくれます。
さらに転んで動けない時も「転倒センサー」で感知して、本人や家族に連絡してくれます。
まもるっくは認知症患者だけでなく、持病をもったシニア、遅くまで塾に通うお孫さん、ストーカーに悩まされているお嬢さんにも人気です。
>>まもるっくのプラン詳細
・お買い上げプラン
サービス料金 月額1.100円 機器料金 21.500円 かけつけ料金 1回につき 6.000円
・レンタルプラン
サービス料金 月額2.000円 かけつけ料金 1回につき6.000円
【無料でパンフレットをお届けします】いつでもどこでもALSOKが駆けつける まもるっく