認知症に役立つ介護サービス

認知症の介護に役立つ介護サービス

 

【介護保険と介護保険で利用できるサービス】

 

 

自己負担額が原則1割ですむ介護保険のサービス利用。介護保険のサービスには、認知症の人を対象にしたものが多くあります。

 

これら介護サービスなら、本人の徘徊を改善したり、家族も気分転換になります。

 

とくに認知症対応型通所介護なら、一人一人の症状にあった手厚いケアが受けられます。

 

 

 

【認知症の人と家族が利用したい介護保険サービス】

 

 

>>認知症対応型の通所介護

 

本人を施設であずかってもらうことで、本人だけでなく家族も気分転換になります。

 

>>短期入所生活(療養)介護

 

冠婚葬祭の時、一時的にあずかってもらえます。

 

>>夜間対応型サービス

 

訪問介護が夜間でも利用できるので、家族がゆっくり休めます。

 

>>小規模多機能型サービス

 

通所(デイサービス)、訪問、短期入所(ショートステイ)が一か所の事業所で受けられるので、顔なじみの職員のきめ細かいサービスが受けられます。本人や家族も安心。

 

>>認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)

 

グループホームでは、認知症の人の共同生活(家事など)を通して、それぞれの能力を活かした自立生活の支援が受けられます。

 

>>入居・入所型サービス

 

公的な施設である特別養護老人ホームや、民間の有料老人ホームなどの利用ができます。

 

 

 

【認知症対応型の通所介護を利用するメリット】

 

 

同じ立場、同じ年配の高齢者と交流が図れる通所介護は、脳の刺激にもなり、症状の改善に役立ちます。またレクリエーションや散歩なども脳の良い刺激になるでしょう。

 

一般の通所介護施設でも認知症患者を受けいれていますが、認知症対応型施設のほうがきめの細かい介護が期待できるメリットがあります。認知症に精通した介護士などが、一人ひとりの症状にあった対応をしてくれます。

 

デメリットは、一般の通所介護よりも利用料が高めなところ。

 

 

 

【可能なかぎり自立生活をするグループホーム】

 

 

地域密着型サービスで、原則として住む地域の施設に入居することが利用条件です。

 

認知症高齢者グループホームは、認知症と診断された人が介護職員などの援助を受けながら共同生活を送る場所です。

 

定員も決められており、家庭的な雰囲気が保たれています。居室も個室が原則で、利用者は自分でできることをしつつ、支援を受けながら、地域の住民と交流ができます。

 

家事や趣味など、自分のできる役割をこなすことで、症状の改善が図られます。介護職員は認知症に慣れているため、不安やストレスの緩和も期待できます。

 

ただし、共同生活に支障のないことが前提です。暴力をふるうなどの問題行動や、長期入院をすると退去をさせられることもあります。

 

 

 

【在宅が難しくなれば介護施設に転居も選択肢のひとつ】

 

 

認知症が進めば自宅での介護は困難になります。そこで、介護施設、介護付き有料老人ホームへの転居も選択肢のひとつです。

 

介護保険が利用できる公的な「施設」は、以下の3つの介護保険施設。これらは利用者の居住地に関係なく、全国どこでも申し込むことができます。

 

特養は、原則要介護3以上、その他は要介護1以上の入所条件があります。

 

・介護老人福祉施設(特養・特別養護老人ホーム)
・介護老人保健施設(老健)
・介護療養型医療施設

 

>>介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)

 

常時介護が必要で、自宅での生活が困難な方に、介護・機能訓練などのサービスを提供します。3施設のうちで利用料が最も安く、入所希望者が都市部では数百人待ちなところも。

 

>>介護老人保健施設(老健)

 

病状が比較的安定している方に、看護やリハビリなど医療的なケアと介護サービスを提供します。特養の待機所とも言われています。

 

>>介護療養型医療施設

 

医師が常勤しているので、日常的な治療は施設内で受けられます。長期にわたる療養や介護サービスを提供します。

 

公的な施設のメリットは、費用が安いこと。デメリットは、費用が安いため入所希望者が多く、すぐに入所できないこと。

 

ほかにも、民間が経営する介護付き有料老人ホームや、サービス付き高齢者向け住宅も、ある程度の症状に対応してもらえます。

 

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